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【読書記録3】「小さなことに左右されない本当の自信を手に入れる9つのステップ」水島広子

本書との出会い

こちらの本は、私が1回目の産休に入った頃に購入し読んだ本です。また改めて読んでみました。

産休に入る直前の私は、社会人生活に嫌気がさし疲れ切っていました。もし私が確固たる実力とそれに伴う絶大な自信に満ち溢れていれば、どんなに打たれても足を引っ張られても恨まれても妬まれても、誰にも負ける事は無いのになと考えていました。休職中にその実力と自信をつけて復職したい、と思っていました。浅はかな私は、その「実力」とやらを、例えばMBAを取ったり大学院に行って勉強したり資格試験を受けたりというようなことを含め思い描いておりました。

それでは「自信」の方はどうしよう、と考えていたとき、たまたまこちらの本の存在を知り、手に取ることとなりました。とは言えよくある精神論だったら読むのをやめてしまおう、くらいに構えていました。

 

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【3冊目】小さなことに左右されない本当の自信を手に入れる9つのステップ

著者

水島広子

目次

STEP1  心の奥の「自信のなさ」に気づく

STEP2 「折れない自信」の正体を知る

STEP3   無理に「自信をつけよう」としない

STEP4 「自信がない」のウソを見抜く

STEP5 「今はこれでよい」と受け入れる

STEP6 「ありたい自分」をイメージしてみる

STEP7 「自分はどう見られているか」を考えない

STEP8 「自信を失わせる相手」にふりまわされない

STEP9 「小さな行動」で一歩踏み出す

感想

結論から書くと、この本を産休に入ったばかりのタイミングに読んで本当によかったです。

なぜならば、もしこの本に出会っていなければ、人生で一番と言っていいほど大切で輝かしい経験であるはずの妊娠出産育児生活を楽しむことよりも、つまらない反骨精神に突き動かされて好きでもない勉強をしたり、背伸びして勉強会に顔を出すことを優先していたかもしれないからです。

読み終える頃には考え方をガラッと変えていただき、清々しい気分になりました。ガチガチになっていた私の心を暖かく包み込み、柔らかく溶かしてもらったような感覚です。

私が最も衝撃的だった部分は、「成果を上げることによって自信をつけようとすると、逆に自信を損ねてしまう可能性がある」という内容です。ここでいう成果にすがって自信をつけようとしている人物像がまさにその頃の私そのものだったのです。

誰よりも努力し誰よりも実力をつけ、その結果誰よりも自信を持てればもう無敵、バリバリ仕事で活躍できると考えていました。本書ではそうして手に入れた自信は脆く、不安定なものとし、「DOの自信」と呼んでいます。

本当の自信とは、「DOの自信」ではなく「BEの自信」、即ち自分が大切にする「あり方」についての肯定感、安心感です。つまり、何ができるか、よりも自分はどうありたいか、ということだと思います。このことに私はハッとさせられました。

長年の社会人生活で、成果を追い求め、成果さえ出せれば勝ち、成果が全てと根っから叩き込まれていたことに気づきました。そんなことよりも本当に大切なのは、自分はどうありたいか、どう生きたいかの方であると、冷静に考えてみれば当然のことを見失っていたのです。

とは言ったものの、長年培ってきた思考の癖はそう簡単には直らないと思います。これからも定期的に読み返していこうと思います。

その他にもこの本からは本当にたくさんの気づきを得たため全て書き留めたいのですが、大変な長文になってしまいますので割愛したいと思います。

 

何かを成し遂げるために自信をつけたい、誰かを見返してやりたい、何でもいいから資格を取って実力をつけたい、自分に自信さえあれば○○なのに、などと思っている方には、オススメの一冊です^ ^